館林市議会 > 2014-03-19 >
03月19日-05号

  • "患者本人"(/)
ツイート シェア
  1. 館林市議会 2014-03-19
    03月19日-05号


    取得元: 館林市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    平成26年  3月 定例会(第1回)           平成26年館林市議会第1回定例会会議録                   (第 5 日)                                平成26年3月19日(水曜日)                                              議事日程第5号                          平成26年3月19日(水曜日)午前10時開議第 1 議案第 1号 館林市社会教育委員の定数及び任期等に関する条例の一部を改正する条例    第 2 議案第 2号 消費税法及び地方税法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例      第 3 議案第 3号 館林市保健福祉センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例    第 4 議案第 4号 館林市中小企業振興基本条例                        第 5 議案第 5号 館林市公園条例の一部を改正する条例                    第 6 議案第12号 平成26年度館林市一般会計予算                          議案第13号 平成26年度館林市国民健康保険特別会計予算                    議案第14号 平成26年度館林市下水道事業特別会計予算                     議案第15号 平成26年度館林市農業集落排水事業特別会計予算                  議案第16号 平成26年度館林市介護保険特別会計予算                      議案第17号 平成26年度館林市後期高齢者医療特別会計予算                   議案第18号 平成26年度館林市水道事業会計予算                    第 7 仮議長の選任を議長に委任する件                             第 8 議案第19号 権利の放棄について                            第 9 委員会提出議案第1号 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を               求める意見書                           第10 委員会提出議案第2号 「手話言語法」制定を求める意見書                 第11 議員提出議案第2号 館林市議会議員定数条例の一部を改正する条例             第12 請願第18号 脳脊髄液減少症の診断及び治療等に関する請願書               第13 請願第19号 労働者保護ルール改定反対を求める意見書の採択を求める請願書        第14 請願第20号 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願書             第15 閉会中の継続調査について                                                                              本日の会議に付した事件 議事日程のとおり                                              出席議員(21名)    1番   橋  本     徹  君      2番   斉  藤  貢  一  君    3番   青  木  一  夫  君      4番   渡  辺  充  徳  君    5番   多  田  善  洋  君      6番   泉  澤  信  哉  君    7番   荘  司  由 利 恵  君      8番   篠  木  正  明  君    9番   吉  野  高  史  君     10番   岡  村  一  男  君   11番   遠  藤  重  吉  君     12番   青  木  幸  雄  君   13番   野  村  晴  三  君     14番   河  野  哲  雄  君   15番   向  井     誠  君     16番   長 谷 川  正  博  君   17番   高  橋  次  郎  君     18番   井 野 口  勝  則  君   19番   高  山  吉  右  君     21番   小  林     信  君   22番   町  井     猛  君欠席議員(1名)   20番   金  子  良  平  君                                              議会事務局職員出席者  事 務 局長  山  岸  雅  彦       参事兼次長  小  野  陽  一                          兼庶務係長  議 事 調査  小  野  秀  夫       主   任  島  野  善  彰  係   長                                              説明のため出席した者  市   長  安 樂 岡  一  雄  君    副 市 長  金 井 田  好  勇  君  政 策 企画  戸  部  敬  宏  君    総 務 部長  小  山  定  男  君  部   長  市 民 部長  野  村  和  弘  君    保 健 福祉  羽  角  道  隆  君                          部   長  経 済 部長  菅  沼  道  雄  君    都 市 建設  岩  崎  浩  一  君                          部   長  環 境 水道  橋  本     晃  君    会計管理者  小  林  秀  行  君  部   長  秘 書 課長  酒  井  一  好  君    企 画 課長  中  里  克  己  君  行 政 課長  茂  木  和  之  君    市 民 協働  栗  原  幸  枝  君                          課   長  社 会 福祉  黒  川     隆  君    産 業 政策  野  村  秀  行  君  課   長                   課   長  都 市 計画  小  島  孝  一  君    地 球 環境  青  木  伸  行  君  課   長                   課   長  財 政 課長  山  本  紀  夫  君    教 育 長  橋  本  文  夫  君  教 育 次長  坂  本  敏  広  君    教 育 総務  森  田  幸  資  君                          課   長 △第1 開議                           (平成26年3月19日午前10時00分開議) ○議長(岡村一男君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。 △第2 諸般の報告 ○議長(岡村一男君) まず、諸般の報告をいたします。  事務局長より報告いたさせます。 ◎事務局長(山岸雅彦君) おはようございます。ご報告申し上げます。  お手元に配付いたしましたとおり、議案第19号が追加議案として提出されております。  以上でございます。 △第3 議案第1号 館林市社会教育委員の定数及び任期等に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第1、議案第1号 館林市社会教育委員の定数及び任期等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  委員長から委員会の審査経過並びに結果について報告を願います。  総務文教常任委員長。                   (総務文教常任委員長 多田善洋君登壇) ◎総務文教常任委員長(多田善洋君) おはようございます。議案第1号 館林市社会教育委員の定数及び任期等に関する条例の一部を改正する条例について、総務文教常任委員会における審査の経過並びに結果について、ご報告申し上げます。  本委員会は3月7日、午前10時から、第一委員会室において委員全員、当局からは関係部課長出席のもとに開かれました。  本案は、社会教育法の一部改正に伴い、社会教育委員の委嘱基準を条例で定める必要があるため、省令を基準として本条例を改正しようとするものです。改正の内容は、第2条の委嘱の基準に「家庭教育の向上に資する活動を行う者」を加え、また、第4条の任期にただし書きを加え、あて職により委嘱した委員が、人事異動や代表者の交代などで任期途中で交代する場合の対応について明文化したこと、などが主な改正点となっております。また、今回の条例改正に際し、第5条で定めていた費用弁償の根拠条例が、実際の条例とは異なる条例名となっていたため、併せて改正しようとするものです。との説明を受け、審査に入りました。  主な質疑について申し上げますと、これまで、なぜ委嘱の基準に「家庭教育の向上に資する活動を行う者」が入っていなかったのか、と質したのに対し、従来から委嘱の基準で、「社会教育関係者」として市のPTA連合会や子ども会育成団体連絡協議会などからの推薦者を、すでに委員に選定しておりましたが、今回の改正で改めて明文化しようとするものです。との答弁がありました。  また、社会教育委員は、教育委員会の諮問に応じることも職務のひとつであるが、現在、会議はどの程度開催されているのか。また、これまで諮問に応じたことはあるのか、と質したのに対し、会議は年2回開催され、社会教育関係各課や公民館の実施する施策などについて意見を伺ったり、社会教育関係団体の補助金などについて審議いただいております。また、これまでに諮問された新しい案件では、平成18年に「館林市における青少年の居場所づくり支援方策」についての諮問がなされ、答申をいただいております。との答弁がありました。  そのほか、第5条の費用弁償の根拠条例の改正については、根拠となる条例名が誤って記載されていたことを正すのであるから、別に改めて審査をする必要があるのではないのか、と質したのに対し、条例の内容に誤りが判明した場合には、判明した時点で速やかに改正するということで、第5条の改正については、特に問題はないと考えますが、これまで、根拠条例の誤りに気付かなかったことに対しましてはお詫び申し上げます。との答弁がなされました。  委員からの要望として、社会教育委員の選手には、一部公募制も取り入れてほしい。家庭教育のあり方が問題になっている現代では、社会教育の重要性は、より一層高まってきており、選任された社会教育委員の意見や提言を十分生かしてほしい。根拠条例の誤りを正すような内容の改正については、提案する際にきちんと説明してほしい。などの要望がありました。  本案につきましては、討論もなく、採決の結果、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。  以上、総務文教常任委員長の報告といたします。 ○議長(岡村一男君) 委員長報告に対して質疑ございませんか。                   (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 質疑を打ち切ります。  討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立全員) ○議長(岡村一男君) 起立全員。  よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。 △第4 議案第2号 消費税法及び地方税法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第2、議案第2号 消費税法及び地方税法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例を議題といたします。  討論を行います。  まず、通告に基づき、2番、斉藤貢一君。                   (2番 斉藤貢一君登壇) ◆2番(斉藤貢一君) 議案第2号 消費税法及び地方税法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例について、反対の立場から討論いたします。  これは、4月から消費税率が5%から8%に引き上げられるため、関係した条例を一括して審議しようとしているものであります。審議時間の関係や、また法制に照らし合わせても問題はない、県内の市町村議会においても同様の審議方法がとられているとの答弁がありました。消費税率引き上げに伴う公共料金等の改正については、税負担の円滑かつ適正な転嫁を基本として対処する。その際には、公共料金等が物価及び国民生活に大きな影響を及ぼすことにかんがみ、厳正に取り扱うとしています。つまり使用料や利用料金等の円滑かつ適正の上をいく判断であり、個別の案件ごとに厳正に対処していくのが当然であると思います。  さらに、使用料や利用料金に関して、消費税法第60条第6項においては、第30条から第39条までの規定により、課税標準額に対する消費税額と控除することができる消費税額を同等とみなすとして、結果的には消費税を納入しない仕組みになっている。  さらに、使用料においては、政策的に料金改定を据え置くものがあり、青少年や子どもが利用の中心となる施設、あるいは高齢者、障がい者の利用が大半である施設では、青少年教育や福祉の推進の観点から行財政改革を進め、コストダウンを図り、据え置くとの考え方があります。今回の案件の中にもそのような施設も数多く入っております。また、指定管理者等に委託している案件に対しても、利用者に対しては転嫁措置をし、委託料に関しては転嫁措置をしていない不合理な状況が生まれています。また、行政内の消費税に関する見解と措置は部署ごとにまちまちであることは、予算特別委員会の質疑の中で明らかになったことだと思います。  このように、内容を審議するにしてもいろいろな要件、事情が違った案件に対して一括で審議することは無理であり、国から通知が来ている、円滑かつ適正な転嫁を基本として対処する考え方から安易な一律主義に陥った議案第2号 消費税法及び地方税法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例について反対いたします。 ○議長(岡村一男君) 次に、8番、篠木正明君。                   (8番 篠木正明君登壇) ◆8番(篠木正明君) 日本共産党館林市議団を代表して、議案第2号 消費税法及び地方税法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例に反対の立場から討論を行います。  今回の改正は、4月からの消費税率の引き上げに伴う市有施設の使用料や水道、下水道料金など20に及ぶ使用料等の値上げであります。消費税増税を値上げの理由にしていますが、消費税法第60条第6項で、「地方公共団体の一般会計に係る業務として行う事業については、第30条から第39条までの規定によりその課税期間の課税標準額に対する消費税額から控除することができる消費税額の合計額は、これらの規定にかかわらず、当該課税標準額に対する消費税額と同額とみなす」と規定されており、市の一般会計にかかわる使用料等は課税対象になっていても、国へ納める消費税額が発生しない仕組みになっています。  今回、値上げが提案された20の使用料等のうち、15の使用料等は国に消費税を納める必要のないものです。それにもかかわらず、なぜ消費税を転嫁するのか理解できません。こういうのを便乗値上げというのではないでしょうか。これまでも10円未満切り捨てで消費税を転嫁してきたとの答弁がありましたが、現行200円の使用料の税抜き価格が幾らなのか説明がつきません。また、勤労者会館の使用料は、消費税が導入された1981年及び税率が3%から5%に引き上げられた1997年に条例改正はしていません。さらに、消費税導入後につくられた館林駅東口自転車駐車場の駐車料金及び館林市自転車等の放置防止に関する条例に定める放置自転車等の撤去保管料も、消費税率の改正があった1997年に条例改正を行っていません。このことに対し、料金改定を忘れたのではないかとの答弁もありましたが、これらの使用料等は何らかの理由で消費税を転嫁していなかったのではないかと思います。それを今回は課税対象になるものを漏れなく拾い出し、国に納める必要のない消費税を市民へ転嫁するもので、認めるわけにはいきません。転嫁とは、罪や責任などを他人になすりつけることだそうでありますが、納めない消費税を市民になすりつけるのですから、より悪質であります。  よって、日本共産党館林市議団は、議案第2号 消費税法及び地方税法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例に反対をするものであります。 ○議長(岡村一男君) ほかに討論ございませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  採決いたします。  議案第2号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数)
    ○議長(岡村一男君) 起立多数。  よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。 △第5 議案第3号 館林市保健福祉センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第3、議案第3号 館林市保健福祉センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  委員長から委員会の審査経過並びに結果について報告を願います。  市民福祉常任委員長。                   (市民福祉常任委員長 渡辺充徳君登壇) ◎市民福祉常任委員長(渡辺充徳君) 議案第3号 館林市保健福祉センター設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、市民福祉常任委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  本委員会は、3月6日午前10時から第一委員会室において、委員全員、当局からは関係部課長出席のもとに開かれました。  本案は、館林市老人福祉センターの老朽化した入浴設備等を廃止し、現在の娯楽慰安的な施設の利用から、高齢者の健康維持、増進、ひいては健康寿命の延伸を図り、介護状態にならないよう、介護予防の拠点施設として転換を図るため、本条例の一部を改正しようとするもので、老人福祉センター利用者から徴収していた使用料を、平成26年7月1日から無料にしようとするものです。  なお、入浴設備廃止に伴い、老人福祉センターの入浴利用の希望のある方に対しては、(仮称)公衆浴場福祉入浴助成券を発行し、市内にある2カ所の公衆浴場を利用していただくことで対応を考えており、現在の使用料と同額で入浴できるような措置をとりますが、恒久的なものではなく、時限的な対応をしようとするものです、との説明を受け、審査に入りました。  本案に対する主な質疑について申し上げますと、入浴助成券を発行するということだが、どのような助成を行い、どれくらい発行するのか、と質したのに対し、公衆浴場の料金が330円でありますので、市として230円を補助し、老人福祉センターの利用料と同額の100円で公衆浴場を利用していただくことを考えております。発行については、公衆浴場を利用するときに老人福祉センターまで取りに来ていただき、その日の分の助成券をお渡しし、週に3枚の発行を考えております、との答弁がありました。  また、他の委員からは、お風呂やカラオケがなくなり、老人福祉センターの利用者にとっては、一つの柱がなくなることになるが、今後、どういった形で高齢者を元気な活動に結びつけていくのか、と質したのに対し、2階の集会室の床改修工事を予定しており、介護予防体操や、栄養士による認知症予防の食生活学習会、歯科衛生士にる口腔指導など、介護予防事業の充実を図り、介護予防の拠点施設として活用していきたい、との答弁がありました。  本案に対するそのほかの意見として、高齢者に対する支援の施策として、元気な高齢者で自宅にお風呂がある方でもない方でも、公衆浴場を利用する場合には同じように助成券を交付していくような考えについても検討してほしい、という要望がありました。  本案につきましては、討論もなく、採決の結果、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。  以上、市民福祉常任委員長の報告といたします。 ○議長(岡村一男君) 委員長報告に対して質疑ございませんか。                   (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 質疑を打ち切ります。  討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立全員) ○議長(岡村一男君) 起立全員。  よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。 △第6 議案第4号 館林市中小企業振興基本条例 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第4、議案第4号 館林市中小企業振興基本条例を議題といたします。  委員長から委員会の審査経過並びに結果について報告を願います。  経済建設環境常任委員長。                   (経済建設環境常任委員長 泉澤信哉君登壇) ◎経済建設環境常任委員長(泉澤信哉君) おはようございます。議案第4号 館林市中小企業振興基本条例について、経済建設環境常任委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  本委員会は、3月6日午後1時30分より、第一委員会室において、委員全員、並びに当局から関係部課長等出席のもとに開かれました。  本案は、当局より、市内中小企業の振興に関し、基本理念や本市が取り組むべき基本的な施策等を定めるとともに、各主体の役割のほか、本市の責務、中小企業者の努力、市民の理解と協力について明記するなど、中小企業振興に関する施策を総合的に推進し、もって地域経済の発展及び市民生活の向上に寄与することを目的として、本条例を制定しようとするものです。  また、パブリックコメントを実施した際に、1件の意見応募があり、貴重なご意見として、今後の施策の参考にしてまいります。との説明を受け、審査に入りました。  主な質疑について申し上げますと、中小企業の定義はどういうものか、と質したのに対し、事業者の業種ごとに分類されており、製造業では資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業では資本金1億円以下または従業員100人以下、小売業では資本金5,000万円以下または従業員50人以下、サービス業では資本金5,000万円以下または従業員300人以下となっております。との答弁がありました。  また、中小企業振興会議の委員は内定されているのか、と質したのに対し、現在のところ内定しておりませんが、今後、各団体等からの推薦をいただきたいと考えております。との答弁がありました。  さらに、第4条第2項の「財政上の措置」と第8条第2項の「地域貢献」とは具体的にどんなことを指すのか、第5条の1号、2号、4号、5号は、企業で努力することではないのか、と質したのに対し、財政上の措置とは、中小企業の振興に関する予算の積極的な確保を考えており、大企業の地域貢献とは、地元からの雇用の確保を初め、地域行事への参加や緑化・節電等への協力を想定しております。また、本条例は、あくまで中小企業者の自助努力を基本としながら、市としては、製品開発や販路拡大、及び創業支援等の施策を推進し、中小企業者を支えていくものと考えております。との答弁がありました。  その他、教育機関との関わりとして、小・中学生の工場見学や職場体験等について、産業と一体となることで幅が広がるので、大いに進めてほしいとの要望意見がありました。  本案につきましては、討論もなく、採決の結果、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。  以上、経済建設環境常任委員長の報告といたします。 ○議長(岡村一男君) 委員長報告に対して質疑ございませんか。                   (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 質疑を打ち切ります。  討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立全員) ○議長(岡村一男君) 起立全員。  よって、議案第4号は原案のとおり可決されました。 △第7 議案第5号 館林市公園条例の一部を改正する条例 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第5、議案第5号 館林市公園条例の一部を改正する条例を議題といたします。  委員長から委員会の審査経過並びに結果について報告を願います。  経済建設環境常任委員長。                   (経済建設環境常任委員長 泉澤信哉君登壇) ◎経済建設環境常任委員長(泉澤信哉君) 議案第5号 館林市公園条例の一部を改正する条例について、経済建設環境常任委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  本案は、当局より、つつじが岡公園について、群馬県から移管を受けることに伴い、入園料や公園の使用料等の基準を条例で定める必要があるため、本条例の一部を改正しようとするものです。  主な改正内容といたしましては、原則として群馬県立公園条例の中で、つつじが岡公園について定められていた基準を用いながら、消費税相当分の加算については、本市の統一基準に基づき、入園料については、供用開始から7日までを一律310円、その翌日から13日目までを個人620円、20名以上の団体510円、さらに、その翌日から供用終了日までを一律310円とし、入園料の免除基準を中学生以下は無料とするほか、移管に伴って必要な基準を制定いたします。との説明を受け審査に入りました。  主な質疑について申し上げますと、市立公園になると南面駐車場や城沼運動場などが含まれることとなるのか、と質したのに対し、市立つつじが岡公園として、それら一帯を全て市が管理することとなります。との答弁がありました。  また、これまでの入園料は消費税が含まれた金額なのかと質したのに対し、入園料には消費税が含まれており、本市の統一基準では、現行300円のものについては、1.05で割り返しますと290円ということで、それに対して新たな消費税率の1.08を掛けたものの端数を切り捨てて310円となります。との答弁がありました。  さらに、供用を開始する時期は、何分咲きになったら判断するのか、と質したのに対し、咲き始めを供用を開始する日と設定し、市長が決定していきます。との答弁がありました。  本案につきましては、討論もなく、採決の結果、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。  以上、経済建設環境常任委員長の報告といたします。 ○議長(岡村一男君) 委員長報告に対して質疑ございませんか。                   (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 質疑を打ち切ります。  討論を行います。  まず、通告に基づき、8番、篠木正明君。                   (8番 篠木正明君登壇) ◆8番(篠木正明君) 日本共産党館林市議団を代表して、議案第5号 館林市公園条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論を行います。  つつじが岡公園が県から市へ移管されることは、国の名勝に指定されているつつじが岡公園の管理について、県が責任を負わなくなることへの危惧はありますが、より市民に身近な公園となることを期待して反対はいたしません。問題なのは、入園料等を現行料金に消費税増税分を転嫁した金額で設定したことであります。  議案第2号の討論でも指摘したように、入園料等に課税される消費税は国に納める必要のないものです。それを転嫁するのは納得ができません。質疑の中で入園料の増収分を公園整備に充てたいとの答弁もありましたが、有料入場者数が低迷している中で入園料を値上げすることは、有料入場者数が減少することも考えられます。そうなればかえってマイナスになってしまいます。入園料に関しては、観光戦略の観点からの検討も必要だったと思います。  公園整備のために値上げをするのではなく、公園の内容に見合った金額にすべきです。今は料金を据え置き、つつじが岡公園に訪れた人から入園料以上の価値があると思ってもらえるような公園にするよう努力することが大事だと思います。  よって、日本共産党館林市議団は、議案第5号 館林市公園条例の一部を改正する条例に反対をいたします。 ○議長(岡村一男君) ほかに討論ございませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数) ○議長(岡村一男君) 起立多数。  よって、議案第5号は原案のとおり可決されました。 △第8 議案第12号 平成26年度館林市一般会計予算    議案第13号 平成26年度館林市国民健康保険特別会計予算    議案第14号 平成26年度館林市下水道事業特別会計予算    議案第15号 平成26年度館林市農業集落排水事業特別会計予算    議案第16号 平成26年度館林市介護保険特別会計予算    議案第17号 平成26年度館林市後期高齢者医療特別会計予算    議案第18号 平成26年度館林市水道事業会計予算 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第6、議案第12号 平成26年度館林市一般会計予算、議案第13号 平成26年度館林市国民健康保険特別会計予算、議案第14号 平成26年度館林市下水道事業特別会計予算、議案第15号 平成26年度館林市農業集落排水事業特別会計予算、議案第16号 平成26年度館林市介護保険特別会計予算、議案第17号 平成26年度館林市後期高齢者医療特別会計予算、議案第18号 平成26年度館林市水道事業会計予算、以上7件を一括して議題といたします。  委員長から委員会の審査経過並びに結果について報告を願います。  予算特別委員長。                   (予算特別委員長 青木幸雄君登壇) ◎予算特別委員長(青木幸雄君) 議案第12号 平成26年度館林市一般会計予算、議案第13号 平成26年度館林市国民健康保険特別会計予算、議案第14号 平成26年度館林市下水道事業特別会計予算、議案第15号 平成26年度館林市農業集落排水事業特別会計予算、議案第16号 平成26年度館林市介護保険特別会計予算、議案第17号 平成26年度館林市後期高齢者医療特別会計予算、議案第18号 平成26年度館林市水道事業会計予算、以上7議案について、予算特別委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  本7議案は、去る2月28日の本会議において市長の提案理由の説明を受け、3月3日の本会議で大綱質疑の後、議案の重要性にかんがみまして、議員全員をもって構成する予算特別委員会が設置され、審査を付託されたものでございます。  はじめに、議案審査に当たりましては、長時間にわたり終始真剣に取り組まれた委員各位並びに市当局の熱意に対し、深甚なる敬意を表するとともに、円滑な委員会運営にご協力をいただき、深く感謝申し上げます。  まず、本委員会の経過から申し上げますと、3日の本会議終了後、委員会を開き、正副委員長の互選が行われ、指名推選により委員長に私青木幸雄が、副委員長に多田善洋委員が選任され、引き続いて審査の方法について定め、散会いたしました。  次の委員会は、10日から12日の3日間にわたり、午前10時から全員協議会室において、市長、副市長、教育長をはじめ、関係部課長の出席を求めまして、審査を進めてまいりました。  次に、審査の対象となりました平成26年度予算の概要を申し上げます。  一般会計は268億4,000万円で、前年度比0.1%の増額計上、国民健康保険特別会計では、89億5,425万6,000円で、前年度比0.2%の増額計上、下水道事業特別会計では、19億290万4,000円で、前年度比5.5%の増額計上、農業集落排水事業特別会計では、4,647万4,000円で、前年度比2.0%の増額計上、介護保険特別会計では、56億5,727万8,000円で、前年度比3.6%の増額計上、後期高齢者医療特別会計では、8億2,334万5,000円で、前年度比10.9%の増額計上、水道事業会計では、収益的収支における収入予定総額が18億4,170万6,000円で、前年度比6.0%の増に対し、支出予定総額は、18億1,203万円、前年度比8.5%の増で、収支差引2,967万6,000円の利益が見込まれております。  また、資本的収支については、支出予定総額9億110万7,000円で、これに対する収入予定総額は2億4,885万5,000円で、不足額6億5,225万2,000円については、損益勘定留保資金等で補てんしようとするものでございます。  次に、審査に当たっては、予算編成方針に沿い質疑応答が行われました。このことにつきましては、全議員十分ご承知のことと思いますので、報告を省略させていただきます。  本7議案については、討論もなく、採決の結果、7議案とも賛成多数をもって、原案のとおり可決すべきものと議決いたしました。  以上、予算特別委員長の報告といたします。 ○議長(岡村一男君) 委員長報告に対して質疑ございませんか。                   (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 質疑を打ち切ります。  討論、採決は、各議案ごとに行います。  まず、議案第12号について討論を行います。  まず、通告に基づき、2番、斉藤貢一君。                   (2番 斉藤貢一君登壇) ◆2番(斉藤貢一君) 議案第12号 平成26年度館林市一般会計予算について、反対の立場から討論いたします。  平成26年度予算は268億4,000万円と、前年度比約0.1%増としています。ただし、特別な事情として消費税率の5%から8%への引き上げにより、地方消費税において約1億800万円の増額、地方交付税では地方消費税交付金の増額に伴い、約3,800万円の減額、使用料及び手数料の増額を約700万円見込み、歳入においては約7,700万円の増収、歳出においては、消費税率引き上げに伴い約1億9,500万円の増額であり、全体として約1億1,800万円の負担増となっているわけです。経済状況や国際情勢と先を読むことが難しい状況の中においては、ある程度理解できる予算編成ではなかったのかと思っております。公共施設のトイレ洋式化や発達障がい者支援事業、金券発行事業等、目をみはる事業もあることも確かです。しかしながら、さきの議案第2号における転嫁措置が歳入において行われ、歳出においては指定管理者に対する転嫁措置が担当部局において一貫した考えに基づく転嫁措置がとられていない現状の中、どう考えても歳入と歳出の整合性がとれていないこの予算案に対しては反対せざるを得ないと考えます。  以上、議案第12号に対する反対討論といたします。 ○議長(岡村一男君) 次に、13番、野村晴三君。                   (13番 野村晴三君登壇) ◆13番(野村晴三君) 議案第12号 平成26年度館林市一般会計予算について、緑水クラブを代表して、賛成の立場から討論を申し上げます。  平成26年度当初予算編成に当たり、歳入の根幹となる市税や消費税率引き上げに伴う増収が見込まれるものの、地方交付税の減額や生活保護費などの社会保障関係経費のプラス、さらには新たにオープンする障がい者総合支援センター運営費の増大など、収支の不足が懸念される中、市債や繰入金を減少させるなど、健全財政を維持しつつ、市民計画2020に基づく施策を着実に実施するなどの安樂岡市長の将来を見据えた手がたい行政手腕が発揮されたものと、まず敬意を表します。  国では、経済再生、デフレ脱却、そして社会保障・税の一体改革を実現する予算として、民需主導の経済成長を促す施策などに重点を置き、未来への投資と暮らしの安全安心を推進するための予算案が作成されました。  このような中、本市の平成26年度予算案の歳入を見てみますと、市税を2億3,259万1,000円の増収と見込んでおりますが、一方で地方交付税は2億2,100万円の減額となり、市税の増収分を相殺するものとなっております。さらには、市債を4,040万円、繰入金を1億8,070万円昨年度より減額しつつ、歳入総額268億4,000万円と、昨年度より1,000万円増加する予算となっており、市税の収納対策の推進など、財源確保に苦慮した結果の予算となっているものと推察いたします。  歳出におきましては、「産業振興・雇用対策事業」、「安全安心なまちづくりに対する事業」、「暑さ対策・緑あふれるまちづくり事業」の3事業を重点化しつつ、市民生活の向上につながる、広範な分野に配慮の行き届いた予算となっております。  主な歳出項目では、環境面で3カ所の公共施設に太陽光発電設備を設置し、自然エネルギーの活用を図るほか、次期ごみ焼却施設の建設に伴う既存施設の解体に取り組み、福祉分野では障がい者総合支援センターの開設による障がい者福祉の充実や発達障がい者を社会全体で支えるための体制づくり、子育て分野においては、第九小学校区の児童育成クラブの施設整備、そして緊急少子化対策事業を発足、教育面では、城沼総合運動場内に弓道場を整備するとともに、向井千秋記念子ども科学館のプラネタリウムのリニューアルオープンと併せて特別番組の制作、また、産業面では、金券を発行し、従来の各種補助金を金券で支給することにより市内商業の活性化を図るとともに、障がい者・高年齢者雇用奨励金の創設やものづくり設備促進補助金制度による工業振興など、幅広い分野において目配りの行き届いた予算となっております。  さらに、平成26年度は市制施行60周年という館林市にとって輝かしい年となります。そのための数々の記念事業が予定されておるようでございますので、必ずや本市にとって経済再生の大きな一歩を歩み始める年となるものと期待しております。  最後に、1点だけご意見を申し上げます。来月4月1日から消費税率が5%から8%へ引き上げられます。同僚議員から一般質問や予算特別委員会の中でも話がありましたが、生活困窮者対策など、今後の経済動向に注視され、速やかな対応を実施していただきたいと強く要望いたします。  以上、意見を申し上げましたが、平成26年度館林市一般会計予算編成に当たり発揮された安樂岡市長の強力なリーダーシップと、それに応えた財政担当部局皆様のご努力に対し、改めて敬意を表しつつ、賛成討論といたします。 ○議長(岡村一男君) 次に、8番、篠木正明君。                   (8番 篠木正明君登壇) ◆8番(篠木正明君) それでは、日本共産党館林市議団を代表して、議案第12号 平成26年度館林市一般会計予算に反対の立場から討論を行います。  平成26年度予算の特徴の一つは、消費税率引き上げの影響を受けた予算であるということです。国は、財政再建と社会保障の充実のためとして、消費税増税を強行しました。しかし、本市の来年度予算案では、消費税率引き上げによる地方消費税交付金の増額と使用料等への消費税転嫁による増収はあるものの、地方消費税交付金の増額に伴う地方交付税の減額に加え、消費税増税による歳出の増で1億1,800万円のマイナスの影響が出ています。つまり財政再建どころか消費税増税が財政悪化の要因となっています。  また、社会保障では、年金支給額や生活保護の生活扶助基準の引き下げなど、社会保障の各分野で給付削減と負担増が相次いでいます。消費税増税の増収分は全て社会保障の充実に充てるとされてきましたが、制度を改悪して社会保障が充実するはずがありません。アベノミクスで景気がよくなったかのように言われますが、その恩恵を受けているのは一部の人だけで、多くの人は収入がふえないもとで物価が上がり、市民生活は大変厳しい状況が続いています。そして、4月から消費税が上がれば厳しさに拍車がかかることとなります。このような中で市が力を入れなくてはならないのは、市民生活をどう守っていくかということだと思います。  予算編成の中で「産業振興・雇用対策事業」、「安全安心なまちづくりに対する事業」、「暑さ対策・緑あふれるまちづくり事業」を重点項目に掲げ、最大限配慮したと説明しましたが、重点項目の一つとされた「産業振興・雇用対策事業」を見ましても、平成25年度に比べ、農林水産業費が5.1%の増となったものの、労働費は13.5%の減、商工費は12.5%の減となっています。特に雇用対策では、平成25年度まであった緊急雇用創出事業をなくしました。平成25年度予算では6事業で約2,800万円の予算が組まれていましたが、それに変わる事業がありません。さらに、労働費の雇用安定化対策事業の予算は減額となっています。これでは「産業振興・雇用対策事業」を重点項目にしたとはとても言えません。  また、歳入では、国に納めもしない消費税を使用料等に転嫁しておきながら、歳出では総合福祉センター及びサイクリングターミナルの指定管理委託料や館林駅東口自転車駐車場の受付業務委託料などが今年度と同額あるいは減額となっており、消費税増税の影響額が予算に適切に計上されていません。これは委託料だけでなく、歳出予算全般に見受けられます。  予算編成要領で、「歳出予算のうち消費税の対象となるものについては8%で積算すること」とされましたが、その場合でも「枠配分の額を上限とし、その範囲内で精算するもの」とされました。枠配分を増額すれば問題は生じないのですが、物件費は平成25年度当初予算以内、投資的経費のうち単独事業については平成25年度当初予算の95%以内とされたため、予算額がふえていません。  例えば、つつじまつりのポスターやチラシ等の作成を館林市観光協会に委託する予算である、つつじが岡公園等宣伝委託料は、今年度と同額の186万円となっています。予算特別委員会で担当課長は、「委託料は同額だが、観光協会は会費等の収入もあり、それで増額することもできる」と答弁しましたが、本当に予算を増額するのでしょうか。結局、今年度と同額の予算で業者に発注し、消費税増税分は業者がかぶることになるのではないでしょうか。  また、予算特別委員会の審査の中で何が消費税の課税対象になるのか理解していない答弁もありました。これでは消費税率8%で積算したといっても、それが徹底されていないということではないでしょうか。現在1万円以上のものから見積もり合わせを行うなど、業者に過剰な競争をさせているもとでは、負担を業者に押しつけることになります。  また、物品の見積もりは税込価格で行っているようでありますが、これは消費税の転嫁拒否等の行為の是正に関する特別措置で禁じている「本体価格での交渉の拒否」に当たるのではないかと思います。  消費税率引き上げに伴う使用料等の値上げでは、国からの要請を理由に上げましたが、同じ国からの文書の中で「地方公共団体が指定管理者に支出する委託費についても、消費税率の引上げの影響額を歳出予算に適切に計上されたいこと」とされています。国からの要請だといって、使用料等は払うことのない消費税を漏れなく転嫁する一方で、歳出では消費税率引き上げ分の計上が適正にされていない、これではつじつまが合わないではありませんか。  在宅血液透析患者支援事業や障がい者総合支援センター運営、発達障がい者支援事業、第九小学校区の児童育成クラブ施設整備、防災拠点等への太陽光発電設備設置など評価できる事業もありますが、今述べてきたように、雇用対策に関する事業は後退、消費税増税の負担を市民や取引業者に押しつけるなど、消費税増税により厳しさが増すこととなる市民生活を支援する予算とはとても言えません。  よって、日本共産党館林市議団は、議案第12号 平成26年度館林市一般会計予算に反対をいたします。 ○議長(岡村一男君) 次に、6番、泉澤信哉君。                   (6番 泉澤信哉君登壇) ◆6番(泉澤信哉君) 議案第12号 平成26年度館林市一般会計予算について、碌声会を代表し、賛成の立場から討論を申し上げます。  我が国の平成26年度の予算編成は、経済再生・デフレ脱却と財政健全化を目指すとともに、社会保障・税の一体改革を実現するものとされ、経済成長を促す施策に重点を置くものとしています。昨年来のアベノミクス効果により、国全体での景気は上向きに転じておりますが、地方、特に中小零細企業では、実態として、また実感としてもまだまだそれを感じ得ない、ある種の景気の不透明さの中にあるのが現状だと認識しております。  このような中、安樂岡市長の提案説明にもあったとおり、地方自治体には地域の実情に応じた自己責任、自己決定のもと、より自主性を高めた行政運営を行うことが強く求められているということは周知の事実であります。これを踏まえ、市制施行60周年を迎える平成26年度の予算は、「産業振興・雇用対策事業」、「安全安心なまちづくりに対する事業」、「暑さ対策・緑あふれるまちづくり事業」を重点項目に掲げ、市民生活に最大限に配慮した総額268億4,000万円で編成されました。  平成26年度における主要な施策の概要について確認してみますと、環境課題への取り組みでは、地球温暖化対策事業として総合福祉センターなど市内3カ所の防災拠点へ、新たに太陽光発電設備を設置するほか、太陽光発電施設設置補助、緑のカーテン事業、廃食用油回収事業などが引き続き実施されます。そして水質浄化対策としてイケチョウガイを活用した水質浄化実験のほか、多々良沼からの導水事業を引き続き取り組むなど、地球規模の課題である環境問題に対して積極的に取り組む姿勢が伝わってきます。  また、防災関係では、地域防災力の向上を図るため、防災士の育成に努めるほか、非常用飲料水等の確保や防災倉庫を増設するなど、防災体制のますますの強化に努めております。  次に、医療、福祉の取り組みとしまして、在宅血液透析患者支援事業、障がい者総合支援センター開設など新規事業のほか、在宅重度心身障がい者等デイサービス事業など、障がい者への在宅福祉サービス等、生活支援や社会参加事業などの総合的な支援が引き続き実施されます。また、充実した地域医療の根幹をなす館林厚生病院の耐震化工事の着実な進捗状況は市民の期待するところでありますが、それと同時に、市民の命と健康を守るため、医師確保に最大限の努力をなされ、東奔西走の日々を送られる安樂岡市長には、心より敬意と感謝を申し上げる次第であります。  次に、子育てや教育、文化面の取り組みとして、児童手当の支給や保育園及び公立幼稚園に通う第3子以降の児童に対する保険料の無料化のほか、第九小学校区の児童育成クラブ施設の整備、小・中学校での特別支援教育介助員の増員、また教諭補助員及び心の教室相談員の配置やファミリー・サポート・センター事業への引き続きの取り組みなどは高く評価するものであります。そして、向井千秋記念子ども科学館のプラネタリウムのリニューアルとともに、リニューアルオープン特別番組を計画されていることは、子どもたちの宇宙や科学への関心を高める上で大きな効果があると同時に、観光客誘致への波及効果が期待できるものと感じております。  次に、経済面では、障がい者・高年齢者雇用奨励金の創設、そしてトライアル雇用奨励金の継続により、雇用機会の創出から継続雇用までの支援がなされております。また、農業振興では、園芸産地育成事業費補助金や青年就農給付金制度などにより、将来の地域農業の担い手となる新規就農者を育成する施策が実施されています。そして、商工業振興では、住宅リフォーム資金を継続して助成するとともに、新たな試みの金券発行事業では、市が今まで現金で交付をしていた各種補助金等を市内の店舗などで使用できる金券で発行することにより、市内での確実な消費に結びつけ、地域経済の活性化を図る努力がなされております。  このように市民の利便性、市民生活の安全、安心や環境の問題など、市民生活に直接かかわるものに重点的に対応しつつ、厳しい財政状況の中にあっても財政の健全性や平成26年度以降の財政運営に留意し、市民の要望に応え、第5次総合計画の目指すまちづくりを着実に推進しようとする安樂岡市長の指導力と行政手腕に対しまして深く敬意を表し、感謝を申し上げる次第であります。  平成26年度予算は、市制施行60周年を契機として、館林市がさらに大きく発展するための飛躍の予算であることを確信し、市職員全員が力を結集して、市民の幸せが着実に前進することを心からご期待申し上げまして、賛成討論といたします。 ○議長(岡村一男君) 次に、9番、吉野高史君。                   (9番 吉野高史君登壇) ◆9番(吉野高史君) 議案第12号 平成26年度館林市一般会計予算について、館林市議会市民を守る無会派の議員といたしまして反対討論を行います。  今、アメリカ経済の堅調な成長に牽引され、世界景気の回復が見込まれる中、世界経済の物価は総じて安定した推移が見込まれております。しかし、アメリカにおいては失業率が6.5%に接近しており、利上げ前倒し期待が高まりやすくなる中、インフレ率が2%に向かうかどうかは、長短金利とアメリカ景気を左右する要因となるわけであります。対してデフレに陥る可能性が懸念されるユーロ圏では、今後の物価動向は2014年内の追加緩和の有無や債務不安再燃リスクにも影響を与えるようであります。  日本では、日銀と金融市場の間で先行き物価見通しに乖離が生じているようであり、政策期待が振れやすい状況にあるようです。  そのような世界的に、そして日本経済の状況から、この4月より消費税の5%から8%への増税に対応した予算編成になっていない現状は予算特別委員会でも明らかになっており、また本来予算編成で一番重きを置くべきであろう地域医療を守るという予算に関しても、何ら前年と変わらない状況にあるわけであります。  また、この平成26年第1回議会におきまして、私は、行政の最大の仕事は市民の生命、財産を守ることにほかならないと述べたとおりであります。館林市土地開発公社の解散に至っては、昨年の第3回、第4回と莫大な借金の負担を市民に押しつけるということ、これは一口に言えば卑劣きわまりない行為であると述べてきたとおりであります。今議会での無責任答弁にはいささか愛想がつきそうなくらいであったことは、議員各位もご存じのとおりであります。  無責任答弁の一端を申し上げますと、昨年の第4回議会におきまして、土地開発公社の功と罪は両面ありますが、どこの都市でも本市以上に開発している公社は幾らでもあるわけであります。結果的に莫大な借金を残し、それを市民に押しつけるということはノーと言っているわけでありまして、この議案を追認した議会に大きな汚点が残ったことも事実であります。  本市の皆さんからは、高額な報酬だけいただいて何もしない議員がいっぱいいるので、議員の数を減らせという声はごくごく自然な声であり、まして市民に莫大なツケを回す議案に賛成した議会は行政の追認機関であり、こんな議会は要らないという声もたくさんの市民の皆さんからいただいたわけであります。  土地開発公社の責任の所在については、吉野議員もその中にいたはずだという答弁に関しては事実であり、私も皆さんと一緒に責任をとりますし、何も私だけが助けてくれなんていうことは申すわけもありません。 ○議長(岡村一男君) 吉野議員に申し上げます。  一般会計予算に関連した討論をお願いいたします。 ◆9番(吉野高史君) こうした行為に関して何ら責任もとらずに、また責任も考えていないということが、世間では「役人は自浄作用がない、議会は追認機関だ」と言われているとおりでありまして、少しは頭を冷やしてほしいわけであります。  また、予算編成については、ことしの第3回議会が終わるころより組まれ始め、第4回議会の終わる年内にはほとんどの予算が終わるわけであります。その予算編成の中で…… ○議長(岡村一男君) 吉野議員に申し上げます。  一般会計予算の討論にしてください。 ◆9番(吉野高史君) 経常収支比率を毎年改善していくような予算編成をしていくことが最も大切なことは当然のことであり、地方財政のエンゲル係数と言われておりますが、この経常収支比率については80%までが適正と言われているとおりであります。この数値が100%に近いほど財政にゆとりがないことになり、財政の硬直化がひどくなり、市民サービスの低下にほかならないわけであります。茨城県では、2004年度以降90%を超え続けているとあり、各自治体への予算配分に厳しさがあるとあります。  そのような中、本市に至っては予算特別委員会における私の質問に対し、その答弁にありましたように平成18年から経常収支比率が94.5%、97.9%、99.9%、101.5%、93.5%、94.1%、95.6%。そして平成25年度はまだ決算が終わっておりませんが、当初予算では99.9%、そして今年度に至っては99.8%という数値になっているわけであります。このままの状態が継続していきますと市民サービスが行き届かなくなるばかりか、第二の夕張になりかねないということであります。まして土地開発公社の解散により、毎年2億円もの莫大な金額が本市の経常収支比率に及ぼす影響は1.5%前後も悪化し、大変な影響を来すということであります。  賢明な議員各位にお話ししたいことは、無責任な答弁を繰り返し、その場をすり抜けることができればあとはどうでもいいなんていう無責任な役人体質をみんなで変えていこうではありませんか。こうした無責任な予算に対しても、本市の予算編成は全体でどんなバランスになっているのか、議会全体で調査をし、それを継続していくことが大切であります。一連の無責任な答弁に対し、そして市民に莫大なツケを回す議案第12号にはしっかりとノーという意思をはっきりあらわしまして、私の反対討論といたします。 ○議長(岡村一男君) ほかに討論ございませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  議案第12号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数) ○議長(岡村一男君) 起立多数。  よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号について討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  議案第13号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数) ○議長(岡村一男君) 起立多数。  よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号について討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  議案第14号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数) ○議長(岡村一男君) 起立多数。  よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号について討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  議案第15号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数) ○議長(岡村一男君) 起立多数。  よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号について討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  議案第16号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数) ○議長(岡村一男君) 起立多数。  よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号について討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  議案第17号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数) ○議長(岡村一男君) 起立多数。  よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。  次に、議案第18号について討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  議案第18号を採決いたします。  本案に対する委員長の報告は可決であります。  本案は委員長報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数) ○議長(岡村一男君) 起立多数。  よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。 △第9 仮議長の選任を議長に委任する件 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第7、仮議長の選任を議長に委任する件を議題といたします。  お諮りいたします。この後、議案第19号を審議願うに当たり、正副議長ともに除斥の対象となりますので、地方自治法第106条第3項の規定により、仮議長の選任を議長に委任願いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) ご異議なしと認めます。  よって、仮議長の選任を議長に委任することに決定いたしました。  仮議長に長谷川正博君を選任いたします。  仮議長と交代いたします。                   (議長、仮議長と交代) ○仮議長(長谷川正博君) ただいま仮議長に選任されました長谷川でございます。ご協力のほどお願い申し上げます。 △第10 議案第19号 権利の放棄について ○仮議長(長谷川正博君) 日程第8、議案第19号 権利の放棄についてを議題といたします。  提案理由の説明を願います。  市長、安樂岡一雄君。                   (市長 安樂岡一雄君登壇) ◎市長(安樂岡一雄君) 議案第19号 権利の放棄について申し上げます。  本案は、館林市土地開発公社の解散に当たり、債務の清算が必要となることから、同公社に対する本市の求償権を放棄することについて、地方自治法第96条第1項第10号の規定に基づき、議会の議決を求めるものでございます。  内容について申し上げます。本市が同公社の債務を代位返済した34億7,461万7,382円のうち、同公社から代物弁済等を受けた26億6,064万2,258円を除いた8億1,397万5,124円の求償権を放棄しようとするものでございます。  よろしくご審議の上、原案のとおり議決くださいますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○仮議長(長谷川正博君) 議案審査のため、午前11時30分まで休憩いたします。                                    (午前11時19分休憩)                                                                                  (午前11時30分再開) ○仮議長(長谷川正博君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。本案については、岡村一男君、青木幸雄君、河野哲雄君、高山吉右君、町井猛君、以上5名が館林市土地開発公社の理事でありますので、地方自治法第117条の規定により、5名の諸君を除斥したいと思いますが、これにご異議ございませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○仮議長(長谷川正博君) ご異議なしと認めます。  よって、岡村一男君、青木幸雄君、河野哲雄君、高山吉右君、町井猛君、以上5名を除斥することに決定いたしました。  5名の諸君の退席を求めます。                   (10番 岡村一男君、12番 青木幸雄君、14番 河野                    哲雄君、19番 高山吉右君、22番 町井 猛君退席) ○仮議長(長谷川正博君) 質疑を行います。                   (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○仮議長(長谷川正博君) 質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。本案については委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○仮議長(長谷川正博君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論を行います。  11番、遠藤重吉君。                   (11番 遠藤重吉君登壇) ◆11番(遠藤重吉君) 議案第19号 権利の放棄について、緑水クラブを代表して賛成の立場から討論を申し上げます。  本年3月末をもって館林市土地開発公社を解散することとなり、本市が同公社の債務約34億7,500万円を代位弁済し、公社から土地の時価や債権により約26億6,100万円の代物弁済を受けたことにより、差額となる約8億1,400万円について、本市がその権利となる求償権を放棄しようとする議案が提出されました。  改めまして、土地開発公社の解散を振り返ってみますと、市の事業化及び再取得が思うように進まず、公社の保有地及び債務が大きくなるという現実もありましたが、一方、公社解散時の土地保有面積約11.2ヘクタールは、これらの保有地が最大であったときの面積から大幅に減少するとともに、公社の債務についても解散時の約34億7,500万円は、最大であった平成9年度決算時の約82.3億円に比較して約42.2%に縮小するなど、公社保有地の多くが市によって事業化に伴い再取得されるとともに、公社より住宅用地や工業団地等の業務用地として民間売却により処分されたという側面もあります。  このことは、公社が多くの公共事業予定地を確保したことにより、道路や公園などのまちづくりが進展するとともに、公社がかかわる住宅団地の開発では、昭和40年度に分譲を開始した高根住宅団地から、平成8年度に分譲を開始した西部住宅団地まで、多くの区画が民間等へ売却されるなど、本市の人口増加において多大な貢献がありました。加えて、工業・産業・流通団地の開発では、昭和38年度に分譲を開始した館林工業団地から、平成23年度を中心に分譲した渡瀬南部産業団地、北部第三工業団地まで、多くの団地を企業へ売却するなど、本市の雇用拡大や税収確保に大きく貢献をしております。これらを考えますと、公社のこれまでの業務には具体的な数値にあらわせる部分だけではない、市の産業構造の独自性や交流人口の増加など、多くの功績があったと認識をいたしております。  今回の議案については、本市が公社に対して約8億1,400万円を求める権利を放棄することになりますが、この額は一般的にいう損害とは全く異なり、本来であれば本市が公社に損失補填をしなければならない額の一部と言えるものです。公社へ先行取得依頼を行った市は、公社保有地を簿価約48.6億円で再取得する責務があり、市が再取得できないことにより、公社が簿価約48.6億円を時価約26.6億円に変更しなければならない損失約22億円については、市が公社へ補填しなければならない金額であります。この約22億円に対して今回の債権放棄額は約8.1億円となり、差額となる約13.9億円が今回、第三セクター等改革推進債を活用し、公社の解散を選択した本市の利益、市民負担の抑制ということもできます。  今回の土地開発公社解散については、本市が三セク債活用による新たな債務34億3,520万円を抱え、毎年約2億円を実質19年間にわたって償還しなければならないという大変大きな問題でありますが、公社が多くの土地や債務を抱え、将来的に公社の設立団体である市がこの問題を解決しなければならないことは、公社の債務を市が損失補償していることや、公社の決算報告書が市や市議会に提出されていることを考えると、関係者全てが認識していた問題であります。  この大きな問題を解決する方法は、時限措置である三セク債を活用して公社を解散する以外になく、残念ながら市民負担をお願いする結果となりましたが、この債務整理が可能であったときにこれを行わないことは、将来その責任の重さを問われることになります。問題を先送りすることなく、負の遺産を抜本的に整理するとともに、市の財政を安定化するため、苦渋の決断をされた安樂岡市政に深く敬意を表する次第であります。  今後におきましては、公社保有地の有効活用を推進するとともに、現在市が所有している土地や今後増加することになる公社保有地について、売却処分や賃貸借等を含め、収益につなげる取り組みに最大限努力するようお願いいたします。  また、土地開発公社の解散により、団地開発や企業誘致が後退するようなことがあってはなりません。今後とも職員の英知を結集され、さらなる本市発展のため、引き続き努力されることをお願い申し上げ、賛成討論といたします。 ○仮議長(長谷川正博君) ほかに。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○仮議長(長谷川正博君) 討論を打ち切ります。  採決いたします。  議案第19号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数) ○仮議長(長谷川正博君) 起立多数。  よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。  さきに退席されました5名の諸君の入場を求めます。                   (10番 岡村一男君、12番 青木幸雄君、14番 河野                    哲雄君、19番 高山吉右君、22番 町井 猛君入場) ○仮議長(長谷川正博君) ご協力ありがとうございました。  議長と交代いたします。                   (仮議長、議長と交代) △第11 委員会提出議案第1号 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第9、委員会提出議案第1号 ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書を議題といたします。  提案理由の説明を願います。  市民福祉常任委員長。                   (市民福祉常任委員長 渡辺充徳君登壇) ◎市民福祉常任委員長(渡辺充徳君)   委員会提出議案第1号    ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書  上記意見書を別紙のとおり、館林市議会会議規則第13条第3項の規定により提出いたします。  平成26年3月19日                              市民福祉常任委員会                                委 員 長  渡 辺 充 徳  案文を朗読して提案理由の説明にかえさせていただきます。    ブラッドパッチ療法の保険適用及び脳脊髄液減少症の診断・治療の推進を求める意見書  脳脊髄液減少症とは、交通事故、スポーツ外傷、落下事故、暴力等、頭頸部や全身への衝撃により、脳脊髄液が漏れ続け、頭痛、首・背中の痛み、腰痛、めまい、吐き気、視力低下、耳鳴り、思考力低下等の様々な症状が複合的に発症する疾病と言われている。  医療現場においては、このような症状の原因が特定されない場合が多く、患者は「怠け病」あるいは「精神的なもの」と判断されてきた。また、この疾病に対する治療法として、ブラッドパッチ療法の有用性が認められつつも、保険適用外であり、診断・治療基準も定まっていないため、患者本人の肉体的・精神的苦痛はもとより、患者家族の苦労もはかり知れないものがある。  平成23年度の厚生労働省研究班による「脳脊髄液減少症の診断・治療法の確立に関する研究」の報告書に、「交通事故を含め外傷による脳脊髄液の漏れは決して稀ではない」と明記され、このことにより外傷による髄液漏れはあり得ないとの医学界の常識を覆す結果となった。  さらに、脳脊髄液減少症の一部である「脳脊髄液漏出症」の画像診断基準が定められ、平成24年5月に、治療法である硬膜外自家血注入療法(いわゆるブラッドパッチ療法)が「先進医療」として承認され、7月から平成26年度の保険適用を目指し、ブラッドパッチ療法の治療基準作りが開始された。  また、研究班による世界初といわれる脳脊髄液減少症の周辺病態の研究も並行して行われることになっているが、脳脊髄液減少症患者の約8割は「脳脊髄液漏出症」の診断基準には該当しないため、脳脊髄液減少症の周辺病態の解明に大きな期待が寄せられている。  よって、国においては、以上の現状を踏まえ、下記の事項について適切な措置を講じられるよう強く要望する。                       記 1 ブラッドパッチ療法の治療基準を速やかに定め、平成26年度に保険適用とすること。 2 「脳脊髄液減少症の診断・治療法の確立に関する研究」を平成25年度以降も継続し、「診療ガイドライン」の早期作成とともに、子どもに特化した研究及び周辺病態の解明を行うこと。 3 脳脊髄液減少症の実態調査を実施し、患者・家族に対する相談及び支援体制を確立すること。 4 ブラッドパッチ療法に関する「先進医療」認定施設を、各都道府県に最低1カ所設けること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   平成26年3月19日                                       館 林 市 議 会  衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣  あて  総務大臣  厚生労働大臣  なお、取り扱いについては正副議長に一任いたします。 ○議長(岡村一男君) 質疑を行います。                   (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  採決いたします。  委員会提出議案第1号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。                   (起立全員) ○議長(岡村一男君) 起立全員。  よって、委員会提出議案第1号は原案のとおり可決されました。 △第12 委員会提出議案第2号 「手話言語法」制定を求める意見書 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第10、委員会提出議案第2号 「手話言語法」制定を求める意見書を議題といたします。  提案理由の説明を願います。  市民福祉常任委員長。                   (市民福祉常任委員長 渡辺充徳君登壇) ◎市民福祉常任委員長(渡辺充徳君)   委員会提出議案第2号                「手話言語法」制定を求める意見書  上記意見書を別紙のとおり、館林市議会会議規則第13条第3項の規定により提出いたします。  平成26年3月19日                              市民福祉常任委員会                                委 員 長  渡 辺 充 徳  案文を朗読して提案理由の説明にかえさせていただきます。                「手話言語法」制定を求める意見書  手話とは、日本語を音声ではなく、手や指、体などの動きや顔の表情を使う独自の語彙や文法体系を持つ言語である。手話を使うろう者にとって、聞こえる人たちの音声言語と同様に、大切な情報獲得とコミュニケーションの手段として大切に守られてきた。  しかしながら、ろう学校では手話は禁止され、社会では手話を使うことで差別されてきた長い歴史があった。  平成18年12月に採択された国連の障害者権利条約には、「手話は言語」であることが明記されている。  障害者権利条約の批准に向けて日本政府は国内法の整備を進め、平成23年8月に改正された「障害者基本法」では、「全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む。)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保される」と定められた。  また、同法第22条では国・地方公共団体に対して情報保障施策を義務づけており、手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聞こえない子どもが手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備に向けた法整備を国として実現することが必要であると考える。  よって、国におかれては、下記事項を講ずるよう強く求めるものである。                       記 1 手話が音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聞こえない子どもが手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備を目的とした「手話言語法(仮称)」を制定すること。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   平成26年3月19日                                       館 林 市 議 会  衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣  あて  厚生労働大臣  文部科学大臣  なお、取り扱いにつきましては正副議長に一任いたします。 ○議長(岡村一男君) 質疑を行います。                   (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  採決いたします。  委員会提出議案第2号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。                   (起立全員) ○議長(岡村一男君) 起立全員。  よって、委員会提出議案第2号は原案のとおり可決されました。 △第13 議員提出議案第2号 館林市議会議員定数条例の一部を改正する条例 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第11、議員提出議案第2号 館林市議会議員定数条例の一部を改正する条例を議題といたします。  提案理由の説明を願います。  16番、長谷川正博君。                   (16番 長谷川正博君登壇) ◆16番(長谷川正博君)   議員提出議案第2号             館林市議会議員定数条例の一部を改正する条例  上記条例を別紙のとおり、地方自治法第112条第1項及び館林市議会会議規則第13条第1項の規定により提出いたします。  平成26年3月19日                                提出者 長 谷 川  正  博                                賛成者 橋  本     徹                                 〃  斉  藤  貢  一                                 〃  青  木  一  夫                                 〃  渡  辺  充  徳                                 〃  多  田  善  洋                                 〃  泉  澤  信  哉                                 〃  荘  司  由 利 恵                                 〃  遠  藤  重  吉                                 〃  野  村  晴  三                                 〃  河  野  哲  雄                                 〃  向  井     誠                                 〃  高  橋  次  郎                                 〃  井 野 口  勝  則                                 〃  高  山  吉  右                                 〃  金  子  良  平                                 〃  町  井     猛             館林市議会議員定数条例の一部を改正する条例  館林市議会議員定数条例(平成14年館林市条例第25号)の一部を次のように改正する。  本則中「22人」を「20人」に改める。   附 則  この条例は、平成26年4月1日から施行し、施行日後初めてその期日を告示される一般選挙から適用する。  (提案理由)  市の行財政状況を考慮し、経費の節減と合理的かつ効率的な議会運営を図るため、議員定数を削減するものである。  提案理由の説明を申し上げます。  本市議会においては、議員定数の見直しが検討すべき課題として認識され、平成18年6月定例会で26人から24人に、平成22年3月定例会で24人から22人に議員定数条例の一部改正を行い、議員定数の削減を行ってまいりました。  議員定数の削減については、賛否さまざまな議論があり、また、実際の定数をどの程度にするかという意見もあることは事実ですが、地方の財政状況はますます厳しさを増しており、本市においては、これまでも行財政改革に積極的に取り組んでまいったところでございます。  このような状況をかんがみたとき、行財政改革推進の一翼を担う市議会といたしましても、みずからが痛みを伴う必要があると考え、議員定数を「22人」から2人削減し、「20人」とする条例改正案を提案するものでございます。  もとより議会は、議決機関として大きな権能と重要な責務を担っております。議員定数の削減が、かかる権能の行使や責務の遂行に障がいとならないよう、私たち議員は、これからも議会改革を積極的に推進するとともに、なお一層の研さんに努めなければならないと痛感しております。  以上、議員各位のご理解、ご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(岡村一男君) 議案審査のため、午後1時まで休憩いたします。                                    (午前11時57分休憩)                                                                                  (午後 1時00分再開) ○議長(岡村一男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を行います。  21番、小林信君。                   (21番 小林 信君登壇) ◆21番(小林信君) それでは、議員提出議案第2号 館林市議会議員定数条例の一部を改正する条例について提出者にお尋ねいたします。  まず、提案理由の説明の中で「経費の節減と合理的かつ効率的な議会運営を図るため」となっておりますが、具体的に「合理的かつ効率的な議会運営」とはどういうものかお尋ねします。  次に、議会とは何ぞやということについてお尋ねします。議会の役割と機能についてどのように考えているかお尋ねいたします。  次に、議員の役割は何かということでお尋ねしたいと思いますが、市民から期待される議員像についてはどのように考えておられるか、まずお尋ねしたいと思います。 ○議長(岡村一男君) 16番、長谷川正博君。                   (16番 長谷川正博君登壇) ◆16番(長谷川正博君) ただいまの小林議員の質問に答えさせていただきます。  「経費の削減と合理的かつ効率的」ということで、これについて質問を受けたわけですけれども、合理的ということはどういうふうに訳していいかわからないですけれども、道理や倫理にかなった、そういったことであり、あと効率的ということは仕事を能率的にできる、そういった中で効果的な議会であるべきだという、そういった意味を含めての言葉でございます。  議会の中での議員の役割、これというのは、議員は市民から選ばれて、市民からいろいろな市政に対する要望等、それを市政に反映させられるか、それが議員の仕事かなと、そのように思っております。そしてまた、もう一方では当局と常に対峙しながら、当局の政策に対し厳しいチェックの目と、それからいろいろな提言をして、常に議会は当局と車の両輪のごとく前進して、市民のために尽くす議会だと、そういうふうに理解しているところでございます。  あとは何でしょうか。  以上、それだけのことを答弁させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(岡村一男君) 21番、小林信君。                   (21番 小林 信君登壇)
    ◆21番(小林信君) 「合理的かつ効率的」ということについて、何かわかったようなわからないような、答弁している本人も何かよくわからないような答弁のようだったわけですが、なぜ定数を減らすと合理的で、かつ効率的な議会運営が図れるのか、その点についてお尋ねします。  過去にも何度も議員定数削減の条例改正がありましたが、そのたびに出てきた提案理由の説明というのは全て同じです。財政が大変厳しいから、その財源を議会も議員もともに分かち合うという、そういうような意味で「経費の削減と合理的な議会運営を図るため」とか、「経費の節減と合理的な議会運営を図るため」、「経費の節減と合理的かつ効率的な議会運営を図るため」、「経費の節減と合理的かつ効率的な議会運営を図るため」というので、過去4本出された定数削減の提案理由の説明が今言ったことです。今回出されたのも「経費の節減と合理的かつ効率的な議会運営を図るため」となっておりますが、過去のこの「合理的かつ効率的な議会運営」はどのように実現されてきたというふうに考えているかお尋ねします。  そして、今回のこの定数条例削減の提案理由の説明で具体的に何をしようとしているのかお尋ねします。  それから、議員には市民の要望を市政に反映させるという役割がある、議会は当局の提案に対するチェック機能を果たしている、こういうふうなことを言われたわけですが、例えば市民の方からの要望を市政に反映させるということについて、先日区長協議会の理事さんと議会で情報交換会を行った際も、ある区長さんから、「市民の方が、議員の中に一般質問を一度もやらない人がいるけど、どうなんだろうか」というお尋ねがあったのを聞いていると思いますが、一般質問というのは質疑とはまた別の意味で、市民から出される要望や意見、こういったものを市政に反映し、提言していく、そういう役割を果たしていると思います。  そこで、今回のこの定数削減条例を提出している方や賛成者の中にも、一般質問をこの4年間一度もやっていない人がいます。提出者の長谷川議員もこの4年間一度も一般質問をしていません。本当に市民の声を市政に反映させるという、そういう役割をあなた自身は果たしてきたと胸を張って言えますか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(岡村一男君) 16番、長谷川正博君。                   (16番 長谷川正博君登壇) ◆16番(長谷川正博君) ただいま再度「合理的」ということで小林議員から再質問のようなものがありましたけれども、この「合理的」という意味を、小林議員はどういうふうに思っているか知らないのですけれども、私はこれは道理にかなった、倫理にかなった、これは多分、広辞苑とかそういうのを引いてもそういう意味が出てくるのではないかと、そのように私は思っております。そういうことで合理的に、かつ効率的に、そういうことでございます。  議員は当局のチェック機能というのは、議員はそれぞれみんな選ばれてきた中で、それぞれの考えのもとに、だから一般質問の問題も出ましたけれども、一般質問は一般質問として当局をただすことも非常に重要だと思っておりますが、私は私なりに別の面で、本当に追及したい、そういうものがあれば委員会とか別の立場で、そういったことを当局にちゃんと質問をし、また今度はこのような議案が出そうだとか、そういうときには何でそういうことをやるのか、はっきりと当局をただす、それも議員の仕事ではないかと、そういうふうに思っておりまして、別に一般質問をする、しないは議員それぞれいろいろ立場がありますし、それなりに思いがあって一般質問をするのであって、一般質問は大いにやっていただくことも結構だし、一般質問をしない議員がいることは、それはそれで私は理解していただけるのではないかと、そういうふうに考えておるところでございます。 ○議長(岡村一男君) 21番、小林信君。                   (21番 小林 信君登壇) ◆21番(小林信君) まず、条例改正の提案をするのであるならば、もっと明確に答弁すべきではないでしょうか。「合理的かつ効率的」、議員を減らすとなぜ合理的になって、効率的に議会運営が図れるのかという点では答弁がないのです。「合理的」というのは広辞苑を引けば、そんなような答弁では何のためにこうした提案理由を示して定数を削減しようとしているのか。もっと私は議会のあるべき姿というのを議論する場があってしかるべきだと思います。それもしないで定数削減ありきでは、いつになっても議会は市民が期待しているような議会として成り立っていかないのではないか。ですから、定数を減らすことによってなぜ合理的でかつ効率的な議会運営が図れるのか、この辺をもう少し明確に答えていただきたいと思います。  それから、一般質問をするのもしないのも、それは議員個々人の考え方だ、それは考え方でいいと思います。しかし、この4年間の間に、まだあと2回議会がありますけれども、今回の議会を含めて14回の議会がありましたから、14回一般質問をする機会が与えられていた。せめて1回ぐらいはしてもいいのではないかな。それが市民の声を市政に反映させていく最も確実な方法であろうと思います。しかも、議会という場では公の発言になるわけです。責任が出てくるわけです。議会という場を設けて、そこで市民の要望・意見、建設的な意見、政策的な提言を行っていく、これが議会、そして議員としてのあるべき姿だろうと思うのです。そういうことについて、それは議員個々人の考えだと言って退けるのは余りにも残念というか無責任ではないかなと。その辺について、市民の声を提言としてきちんと公の場で知らしめていくということには、議会は大変重要で貴重な場であります。ですから、14回あったチャンスに一度も一般質問をしないというのは、市民の声にきちんと耳を傾けていないのではないかと思うのです。その辺についてあなた自身はどのように市民からの意見を聞いているのか、その点についてお答えをいただきたいと思います。 ○議長(岡村一男君) 16番、長谷川正博君。                   (16番 長谷川正博君登壇) ◆16番(長谷川正博君) 「合理的かつ効率的」ということで、「合理的」には、先ほど申し上げたような意味があるわけですけれども、ここにもありますように経費の削減と、同じ経費をかけても同じだけの効果が出なければだめなのですけれども、経費を削減しても同じだけの効果が出ると、そういったことで私は、議員が減ってもそれなりに、議員がそれだけ市民の負託を多く背負うことによって、議員ももっともっとやる気が起きて、そして市民の負託に応えようと、そういう気持ちもこの中に私は含めてあるので、このように申しているわけでございます。  それから、私に対して一般質問のことで質問されましたけれども、私も今のこの4年間ですか、全然一般質問でここに立ちませんけれども、いろんな場で立つ機会を与えていただき、本日も仮議長をやらせていただきました。また、現在議会運営委員会の委員長もやらせていただき、いろんな場で私はそれなりに自分が活動をしております。また、いろんな講演会とか、いろんな機会で市民にお話ししているところでございまして、特に私が一般質問をした、しないで、その辺をどうこう言われる筋合いではないと私は思っておりますので、その点よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。 ○議長(岡村一男君) 8番、篠木正明君。                   (8番 篠木正明君登壇) ◆8番(篠木正明君) それでは、議員提出議案第2号について幾つかお尋ねしたいと思います。  今、提出者のほうからも議会とか議員の役割として、市民の要望を市政に反映させること、また行政のチェック役としての役割ということを言われましたけれども、そうなりますと議員定数を減らすということになると、そういった役割、機能が弱まることにつながるのではないかと思うのですが、それとの関連では議員定数を減らすということに対してはどのようにお考えなのか、このような機能の低下につながってしまうということについてどう考えるのか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(岡村一男君) 16番、長谷川正博君。                   (16番 長谷川正博君登壇) ◆16番(長谷川正博君) ただいまの篠木議員の質問に答えさせていただきます。  議員定数を減らすということでここにうたってあるわけですけれども、そのことについて質問を受けました。この議員定数というのは、10万人以下、そして5万人以上の都市であるならばどのくらいが適当か、それは今回の賛成者の中でもいろいろありましたけれども、やはり20人ぐらいが一番いいかなと。  まして館林市においては厳しい財政状況のもと、市当局が行財政改革、こういったものを進めている中で、私たち議員もそれに応えて経費の削減、そういったものをしていくことがベターかなと、そのように思って、今回こういった議員定数削減の条例を提出させていただいたわけでございます。  この近辺の状況を見ても、周りはほとんど10万都市、みどり市、あるいは埼玉県の羽生市、こういったところは館林市より小さなところでございますけれども、周りの都市は合併とかそういうもので大きくなっており、そういった中でも私は館林市の議員定数がやや多いなと、このように感じてまいりました。もちろん群馬県の平均という中であれば平均にあるわけでございますけれども、私の感覚、考えてきたこと、これはきのうきょう思いついたわけではございません。もう4年も前からこういったことを思い、4年前にも2名削減、そのときは24名から20名という話もありましたけれども、そんなに一度に4名減らすと何か障害が起きる、そういった思いで2名削減、また今回も2名、これは緩やかな削減であり、何らこれからの議会運営、市民からの要望、負託をしょっていける議会であると、そのように確信をしておるところでございます。  以上です。 ○議長(岡村一男君) 8番、篠木正明君。                   (8番 篠木正明君登壇) ◆8番(篠木正明君) では、2回目の質問に入りたいと思います。  私は何名が適当かということを聞いたのではなくて、議員定数を減らすことによって議会の機能の低下になるけれども、その点についてはどう思うのかということを聞いたのです。最後のほうで緩やかな削減なので、それほど影響はないだろうという認識を今答弁をされたのかと思うのですが、私も議員になって今3期目になります。最初に立候補したときは26名だったわけですけれども、それが選挙のたびに2名ずつ削減されて、今回の削減が通りますと20名ということで、その当時と比べて76.9%の議員数になってしまい、2割以上の削減になっていくわけです。  市民の要望を市政に反映させるといいますけれども、市民はそれぞれのいろんな立場があって、多種多様な考え方を持っている方がいらっしゃいますから、ある程度の議員がいて、その意見を代弁する必要が私はあるのだと思うのです。そういったときに、この3回、次の4回目の選挙になる中で2割以上もの定数削減をするということは、そういった機能に私は支障が出てくるのではないかなと思っております。  市民の方から議員定数が多いんじゃないかというご意見があるのは私も承知していますし、そういう意見を出す市民の気持ちも私はわかります。これは、議会が何をやっているんだと、そういう議会に対する、また議員に対する不信のあらわれだと思うのです。それを解決する上で、では議員定数を削減すればそういう声を解決できるかというと、私は違うのではないかと思います。これは量の問題なのではなくて質の問題なのではないかなと。幾ら議員定数を減らしていっても、今言ったような市民要望を市政に反映させるとか市政のチェックをするという機能を発揮できないような議会であれば、いつまでたっても市民から、議員は多過ぎるんじゃないかという声は、私は消えないのだと思うのです。  ですから、私は議員定数を減らすのではなくて、議員定数を、ふやすとまでは言いませんけれども、今のままにして、多様な意見の反映ができるような仕組みを議会の中につくっておく。その上で、議会運営について、今改革もしていますけれども、活発な議論をしていく。そのことによって市民の負託に応えることなしには市民からの議員定数は多いんじゃないかという声には応えたことにはならないと思いますけれども、そういった点では提出者のほうはどのようにお考えになるのか、お答えいただければと思います。 ○議長(岡村一男君) 16番、長谷川正博君。                   (16番 長谷川正博君登壇) ◆16番(長谷川正博君) 議員定数削減について再度質問をいただきました。議会改革を推進するに当たり、先ほど申し上げましたように、議会を活性化し、市民の負託に応えることで、行財政を含めて、議員がそれによってもっともっとみずからを正して、しっかりとした市民の代弁者であるという自覚を持てるようになるわけであると思います。ですから、緩やかな削減ということであれば、そういった点では今回の削減の提案もそれほど今後の議会運営に支障を来すようなものでないと思います。  本館林市議会でも議会改革調査特別委員会等におきましてさまざまな議論を重ねました。いろいろと改革提案もされて、それが実行に移されてきておる時期でありまして、今回はこういったことと併せて、いろんな面で議会はしっかりと改革し、市民のために私たちはやっておる、その姿をしっかりと市民に示す機会かなと、そんなふうに思い、提案をさせていただきました。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(岡村一男君) 8番、篠木正明君。                   (8番 篠木正明君登壇) ◆8番(篠木正明君) では、最後の質問をしたいと思います。  議会改革の努力をしているということで、私もその委員の一人として、全議員一致して、今、議会改革に取り組んでいるわけでありますが、議員定数削減のときにこういうお話をしますと、いつもそのときは議会の活性化を目指していくというご答弁があったわけであります。にもかかわらず、いまだに議員定数を減らしたほうがいいという意見が市民から出るということになりますと、我々も努力はしているのですが、市民から見るとそれが映っていない議会なのだと思うのです。そういったときには議会の活性化をしていかなくてはならないと思うし、議員定数を減らすということはその機能の低下に私はつながっていくのだと思います。  「市の行財政状況を考慮し」ということもありましたけれども、市の一般会計予算に占める議会費の割合は1%、たった1%しかないわけです。その中で少しでも経費を削減するという気持ちはわかりますけれども、議員定数を減らすことによって議会の機能が低下するとすれば、例えばほかの予算の中で無駄がないのかというチェック機能が低下することになりますから、かえって私は行財政に悪影響を及ぼすと思うのですけれども、そういった点はどのように考えていらっしゃいますか、最後にお尋ねしたいと思います。 ○議長(岡村一男君) 16番、長谷川正博君。                   (16番 長谷川正博君登壇) ◆16番(長谷川正博君) それでは、篠木議員の最後の質問にお答え申し上げます。  議会改革ということで定数を削減して、それが改革に余りならないと、そのような質問だったかと思いますけれども、先ほどから私が提案理由の中でも申し上げているように、定数を2名削減することによって、1人約1,000万円、2人ですから約2,000万円、これは年間でありますから、4年間というとその4倍の8,000万円、そういったことで十分経費の削減になりまして、議会としても大きいよりも小さく、しっかりとまとまっていったほうが、私はこれからの市民のためにいいのではないかと、そういうふうに思っております。  それから、今まで議員数を減らしてきても、市民から議員が多すぎるとの声が消えないということですが、特に私の耳にはそういう声は聞こえておりません。篠木議員のところにはそういう声もあったのかもしれませんけれども、私のところには届いておりません。ですから、議員数が何人がいいかという答えは、それは誰にもこれがいいのだということはありませんけれども、そういった中ではやはり適正に、人口規模、高齢化・少子化社会、そういった将来を見据えた中でこういう提案をさせていただいておるわけでございます。  ですから、議会の中で何人にしていこうという、そういった大事な声であり、今回はここに賛成者がありますように議会の総意に近い、私は総意と言っていいかなと。それにはぜひとも今回のこの私の定数削減案に対しまして共産党の議員の方々にも、またここにお名前のない無会派の方にも賛成していただき、全会一致でこの議案を通しいただければありがたいなと。それこそ市民から拍手が出るのではないかと、そのように考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(岡村一男君) ほかに。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 質疑を打ち切ります。  お諮りいたします。本案については委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) ご異議なしと認めます。  よって、委員会の付託を省略することに決しました。  討論を行います。  21番、小林信君。                   (21番 小林 信君登壇) ◆21番(小林信君) 議員提出議案第2号 館林市議会議員定数条例の一部を改正する条例について、日本共産党館林市議団を代表して、反対の立場から意見を述べます。  私は議員になって間もなく40年になりますが、この間、議員定数削減の議案は4回、5本提出されました。最初は昭和63年9月です。このときの提案理由の説明は、「行財政改革は国家的な目標であり、本議会においてもその意図に沿って経費の削減と合理的な議会運営を図るため」であります。しかも、この議案が提出されたのは夜間の午後11時半を過ぎていました。なぜ唐突に提出されたのかといえば、その背景には議長選汚職事件が発覚して以来、関係者が辞職するでもなく、最大会派が関係者を擁護する姿勢をとり続けていたことで市民からの不信感が増大し、議員定数を削減することで議長選汚職事件に終止符を打とうという狙いがあったのは明らかでした。  2回目は平成9年3月議会で28名を26名に削減する条例の一部改正です。提案理由では「行財政改革は、我が国の重要な課題であるとともに、地方自治体においても、その重要性を強く認識するところであります。みずからの姿勢をあらわし経費の節減と合理的な議会運営を図るため」と説明しました。  3回目は平成18年6月議会で、2つの会派から別々の定数削減案が提案されました。1つ目の議案は26名を20名に削減する提案で、その理由は「市の行財政状況を考慮し、経費の節減と合理的かつ効率的な議会運営を図るため」、2つ目の提案は26名を24名にする提案で、その理由は「大変厳しい市の財政状況の中、我々もそれに対して努力をしなくてはならないのではないか」ということと、「民意を反映するという大事な議員の役割があると思い、重々考慮し検討した結果」と説明。採決の結果は2つ目の議案が可決されました。このときには、20名削減を提案した会派から、我々議員の報酬10%カットの条例改正の提案も出されて可決をされました。  4回目は平成22年3月議会で、24名を22名にする削減案で、その理由は「市の行財政状況を考慮し、経費の節減と合理的かつ効率的な議会運営を図るため」と説明しました。  これまで4回、5つの定数削減の提案理由は「経費の節減と合理的、効率的な議会運営」と、表現に多少の違いはあれ、皆同じであります。今回の提案理由も全く変わりがありません。定数削減ありきで、議員の果たすべき役割や議会に課せられた機能の強化などは全く考慮されておりません。本来市民が求めているのは、議員が議員としての役割を果たしてほしい、市議会が市民に信頼される機能の強化や議会本来の役割を発揮し、将来に向けて市民が安心して暮らせる市政の実現を期待しているはずです。  現在、議会改革調査特別委員会も設置され、議員のあるべき姿、議会の果たすべき役割について論議されているときであります。みずからが議員として市民から信頼され、議会が市民にとって本当に必要とされるための努力を怠り、定数削減で市民の批判をかわそうというこそくな手段をとっても、市民はもろ手を挙げて賛意を示せるでしょうか。議員が議員としての義務と役割を果たし、議会が議会本来の機能を発揮してこそ、市民の負託に応えるものであります。こうした基本的な問題を論議せず、定数削減だけでは何の解決にもなりません。  よって、日本共産党館林市議団は、議員提出議案第2号 館林市議会議員定数条例の一部を改正する条例に反対するものです。  以上、反対討論といたします。 ○議長(岡村一男君) ほかに。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  採決いたします。  議員提出議案第2号を原案のとおり可決することに賛成の方は起立願います。                   (起立多数) ○議長(岡村一男君) 起立多数。  よって、議員提出議案第2号は原案のとおり可決されました。 △第14 請願第18号 脳脊髄液減少症の診断及び治療等に関する請願書 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第12、請願第18号 脳脊髄液減少症の診断及び治療等に関する請願書については、さきの委員会提出議案の議決により、みなす採択として処理いたしますので、ご了承願います。 △第15 請願第19号 労働者保護ルール改定反対を求める意見書の採択を求める請願書 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第13、請願第19号 労働者保護ルール改定反対を求める意見書の採択を求める請願書を議題といたします。  委員長から委員会の審査経過並びに結果について報告を願います。  経済建設環境常任委員長。                   (経済建設環境常任委員長 泉澤信哉君登壇) ◎経済建設環境常任委員長(泉澤信哉君) 請願第19号 労働者保護ルール改定反対を求める意見書の採択を求める請願書について、経済建設環境常任委員会における審査の経過並びに結果についてご報告申し上げます。  本請願の要旨は、解雇の自由化や長時間労働等を誘発する懸念のある労働者保護ルールの改定に反対し、国及び関係行政庁に対して意見書を提出してほしいという内容でございます。  まず、当局から参考意見を聴取し、審査を進めました。  現在、政府において検討が進められている労働者派遣法の見直し案では、特定労働者派遣事業と一般労働者派遣事業の区別を撤廃し、全ての労働者派遣事業を許可制とするものです。  また、派遣可能期間制限として、専門性のある26業務などについての期間制限はわかりにくいこと等により撤廃し、派遣労働者個人単位と派遣先単位の2つの期間制限を軸とした制度に見直すもので、同一事業所における同一の派遣労働者の継続した派遣は3年を上限とする一方、派遣元では派遣労働者が替わることによって、派遣先では、従業員の過半数で組織する労働組合等からの意見を聴取することにより、さらに3年間延長できるものです。また、派遣元が講ずべき措置として、派遣労働者のキャリアアップ措置を義務付けております。  次に、政府内の日本経済再生本部下に置かれた産業競争力会議では、「成長戦略進化のための今後の検討方針」の中で、柔軟で多様な働き方ができる社会の構築等に向け、「ジョブ型」等の「多様な正社員」の普及・拡大を図るとともに、「長時間労働の抑制による労働者の健康確保の徹底」や、「労働者の処遇確保を図りつつ、業務遂行について裁量をもって働く労働者が創造性を発揮できるような弾力的な労働時間制度の構築」について進めるほか、中小企業労働者保護等の観点から、司法機関の協力を得ながら、労働審判等の事例を整理・公表し、雇用の透明性を図るものとして検討が進められております。との参考意見の後、審査に入りました。  主な意見を申し上げますと、今回の労働政策見直しの論議は、国の成長戦略の中に組み込まれていくものであり、こうした柔軟な労働環境も大切である。本請願は懸念される材料ばかり大きく取り上げられており、請願は不採択である等の意見がありました。  本請願につきましては、採決の結果、賛成少数をもって、不採択とすべきものと議決いたしました。  以上、経済建設環境常任委員長の報告といたします。 ○議長(岡村一男君) 委員長報告に対して質疑ございませんか。                   (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 質疑を打ち切ります。  討論を行います。                   (「討論なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) 討論を打ち切ります。  採決いたします。  本請願に対する委員長の報告は不採択でありますので、原案についてお諮りいたします。  本請願を採択することに賛成の方は起立願います。                   (起立少数) ○議長(岡村一男君) 起立少数。  よって、請願第19号は不採択されました。 △第16 請願第20号 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願書 ○議長(岡村一男君) 次に、日程第14、請願第20号 手話言語法制定を求める意見書の提出を求める請願書については、さきの委員会提出議案の議決により、みなす採択として処理いたしますので、ご了承願います。 △第17 閉会中の継続調査について ○議長(岡村一男君) 次に、日程第15 閉会中の継続調査についてを議題といたします。  各常任委員長から委員会条例第38条の規定により、議会閉会中の所管行政調査申請書が提出されております。  お諮りいたします。各常任委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(岡村一男君) ご異議なしと認めます。  よって、各常任委員長の申し出のとおり決しました。 △第18 市長の挨拶 ○議長(岡村一男君) 以上で議事の全部を終了いたしました。  この際、市長より挨拶のため発言を求められておりますので、これを許します。  市長、安樂岡一雄君。                   (市長 安樂岡一雄君登壇) ◎市長(安樂岡一雄君) 平成26年館林市議会第1回定例会が2月28日から本日までの20日間にわたり開催されましたが、ご提案させていただきました議案につきまして、慎重審議の上、ご承認いただきましたことに心から感謝を申し上げる次第でございます。  今定例会では、消費税法及び地方税法の一部改正に伴う関係条例の整備に関する条例、館林市中小企業振興基本条例、平成26年度一般会計予算並びに特別会計予算等につきましてそれぞれ提案させていただきました。この間、議員の皆さんからいただきましたご指導に対しては、全職員一丸となり真剣に取り組んでまいりたいと考えております。  さて、国の経済の再生に向けた積極的な経済対策やデフレ脱却を目指した金融緩和策などにより、景気回復の期待が高まりつつあります。先日の経済新聞では、民間のシンクタンクが北関東3県の企業約1,100社の景気と今後の見通しについて調査したところ、平成25年と比較して好転するとしている企業が約6割あったと伝えられております。じわじわとアベノミクス効果が浸透しているようであります。  しかしながら、来月予定されている消費税増税など、まだまだ景気回復への懸念材料は多く、決して楽観できる状況ではないと思っております。今後も地方経済の動向をじっくり見守ってまいりたいと考えております。  さて、来月から新年度がスタートいたします。ことしは、昭和29年の館林市市制施行以来60周年という節目の年に当たります。昭和から平成へと高度経済成長期やバブル期など、経済の激しい移り変わりがございました。本市におきましても先人の皆さんのたゆまぬ努力により、インフラ整備はもとより、福祉や教育の充実、産業経済の活性化など、厳しく困難な課題を幾つも乗り越え、今日に至っております。現在、医療や福祉、介護など、さまざまな分野で難問が山積しておりますが、今を生きる私たちは未来に向けて新たな意欲を持って取り組んでいかなくてはなりません。超高齢化と人口減少、そして大きく変動していく社会経済の変化に果敢に挑戦してまいりたいと思っております。この記念すべき還暦を「はなのまち笑顔がいっぱいたてばやし」というキャッチフレーズのもと、市民の皆さんの協力をいただきながら、実り多い60周年を迎えたいと考えております。  さて、いよいよ春らんまんの季節を迎えようとしています。1年で本市が最も華やかでにぎわいを見せる時期となります。ことしのツツジは、これまで花芽が順調についているようでありますので、世界一のツツジを多くの観光客の皆さんに十分に楽しんでいただけるものと思っております。そして、市民の皆さんとともに花のまち館林を広く発信し、さらなる誘客に努めてまいりますので、議員の皆さんにおかれましても、市制施行60周年を契機に本市がさらに大きく発展しますようご指導を賜りたく、心よりお願いを申し上げます。  結びに、今定例会に際し、議員各位からいただきましたご指導、ご協力に対し、また報道機関の皆様から適切な報道をいただきましたことに、心から敬意と感謝を申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。ご協力ありがとうございました。 △第19 閉会 ○議長(岡村一男君) 以上をもって、平成26年館林市議会第1回定例会を閉会いたします。                                    (午後 1時52分閉会)...